内と外

だいぶ前から時々読み返す本、

「マスターの教え」ジョン・マクドナルド著

 

ご推薦している人も多いし、読んだ人も多いと思うけれど、

うす～い本だけど、読むたびに発見がある。

副題は「富と知恵と成功をもたらす秘訣」

 

私が好きな箇所は、マスターと呼ばれる人が、主人公に秘訣を語る前に言う言葉、

「私の存在、あるいは私の印象がいかなる形においても、あなたの学びに

影響を与えないようにしてください。私の言葉からだけ学んでください。

私から学ぶのではありません。」

自分を特別あつかいにしたり、特別に尊敬したりしないように、

そして自分はあなたと同じ人間です、とマスターは言います。

 

そしてもう一つ好きなのが、

「では、あなたの思いを弱めてしまう心の混乱を作っている原因は、

何なのでしょうか？それは、自分の外側には、自分の中にある力よりも

大きな力が存在していると言う、誤った思い込みなのです。」

「内なる心」が、私達が手に入れることの出来る最大の力だとマスターは言います。

 

外側の出来事に流されている時には、私達は自分の中にある力を忘れてしまっているのだろう。

その外側の出来事も、見る人によって全然ちがうものだけど。

私達は自分たちの好きなように外の世界を見ているのだ。

好きなようにというより、無意識にいつものパターンで。。。と言ったほうが

しっくりくるかもしれない。

 

先日紹介した「スピリチュアル・マーケティング」でも、こんな箇所があった。

著者がB氏のカウンセリング・セッションを受けた時に、

最近腹を立てたことを思い出してみて下さいと言われ、ある出来事を思い出した。

その出来事に関わる相手に怒りの感情をいだいている著者に向かって、B氏が言う。

 

「あなたの感情は、その人とは何のかかわりもないことを認識する必要があります。

その人はもともとそこにあった感情を呼び覚ますボタンを押してしまっただけなのです。

もとにあるそうした感情を捨てることができれば、ボタンに触れられても

痛みを覚えることはありません。だれもがそれぞれに、昔から引きずっている痛み

のツボを抱えています。ある人にとって、その痛みは失敗することかもしれません。

別な人にとっては、惨めな気持ちにさせられるのは、役に立たない人間と

みなされること、あるいは、人より劣っている、生きている価値が無いなど、

他の理由かもしれません。

そうした感情を退けようとする時に、痛みが生じるのです。」

 

パターン化してしまって無意識の中に落ちていってしまった痛みのツボ。

「あなたの感情は、その人とは何のかかわりもないことを認識する必要があります。」

というのは、NLPを学ぶまでは、なかなか理解し難かった。

 

「誰かがあなたの感情状態を左右すると考えるのは、

その人にありもしない一種の超能力を与えることになる。」

と、「NLPのすすめ」という本に書いてある。

 

なんだかこの3冊の本が私の中で繋がった。

外側を変えようと思ったら、大変なこと！

でも、自分の内側、痛みのツボは変えられる。

 

「内なる心」が、私達が手に入れることの出来る最大の力。

と、マスターがいっているとおり、私達の潜在意識は

はかり知れないほどすごいんだろうなぁ。。。と思う今日この頃。

 

 

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